デモクラシー

若い人は戦争を知らない、平和の大切さを知らないというが、おじいちゃん世代のように国と国の戦争をわがこととして考え平和が大切だうんうん、と言っている人ほどイザというときコロッと戦争を支持するような気がする。若いのに世界や論座、諸君!正論などを読んでいるほうがよっぽど戦争好きになる要素をよく持っていると思う。だから正しくは、若い人は戦争を知らないがゆえに、平和の大切さを一番よく知っているのである。
しかし、しかしだ、キムタクがぶっちゃけ戦争行こうぜみんなHEROとか言ったら話は違う、のか?
ともかく注意しなければならないのは、この世は、個人なんてものはほんとにちっぽけであるにも関わらず、個人がその実態に比べ途方もなく大きなことをこの世に果たせるかのような錯覚を絶えず引き起こすことで、個人の有能感を満足させることで成り立っていることである。
たとえば募金なんてのはそう、税金払ってエリート官僚が使い道を考えてくれていれば一番結構で効率的なのに、それでも人は耐え切れずに自分の判断で募金をするのである。