家庭人

人は生まれた家庭を出て非家庭人となり、また家庭の人となるのだなぁと思う。家庭人と非家庭人はお互いにかなり異なる文化を持つ。
家庭人は水筒を持ち遠足に出るが、非家庭人はペットボトルを持ち消費社会を満喫する。家庭人は暖かい家で食卓を囲み、非家庭人は飲み屋で酒と肴を喰らう。
もちろん実際には家庭人と非家庭人の境界はあいまいというか、人はおおむね家庭と非家庭のいずれの文化も同時に嗜んでいるのであるが、それはかなりストレスのたまることだと思う。