アーティストの手前

ネットを開けばものの数秒であらゆる知識を手に入れられる現在、何かコツコツと知識をためこむことの意義はどんどん局限されてゆく。というきたねぇ言い訳で何を言いたいかというと、とにかく本を読むとかいうのはダルい。
そこいくとamazonといういかにもな権力装置にはいろいろレビューが載ってるので、本を読まなくても何となくの読後感が得られる。
最近話題の新書『高学歴ワーキングプアうんたら何たら』を読んではいないけど、院生ともなると働くのは大変、アーティストに近いっていう意見はなるほどと思ったね。そうそう。小中学校とか高校の一部は「必ず売れる人間」をつくるためにあるけど、大学、大学院ってのはもう学問という芸術だよね。自分の芸術が社会でどれだけ付加価値をつくりだせるかっていうのを、将来いいメシを食おうと思ったら常に考えなきゃいけないんだよね。