グレーゾーン

科学というのは結局Xと非Xの区別だけで、どんどこどんどこその精度を上げていって現実を把握してさまざまに応用すればうまくいくというイデオロギーなんですね。でも0と1の間に果てしない数の数があるように、どこまで突き詰めていっても結局最後まで認識を深めることができない。正しいんだけど、恐ろしく無知という点では正しくない。総体がわからないからどこまで知ったのかがわからない。てかほとんど知らないんだと思う。
そんな無力感から、科学ではだめだ、ていってもっと人間の繊細な感覚とかグレーゾーンを大事にしようという話もあるんですが、どうもうさんくさい。しかしまあ、それに頼ってないと人間生きていけないわけで。
グレーゾーンの話ですが、最近それがどんどん狭められてる気がする。未成年の飲酒、たばことか、駐車禁止とか、あといろいろ。行政優位の裁量グダグダ社会からアメリカ的な法化社会、契約社会にしようとしてるんですからね。
おまえ別にそれやってもいいけど、違反だよ。やんなくてもいいのにやったお前の自己責任。だから処罰。ばーか。みたいな。
そうしてカラっカラに乾ききった白黒社会がやってきます。スイカとケータイが一体化してね。


マンネリが激しいなぁ。でもまだマンネリを続けるよ。