葉っぱ

取り上げられる仕事
会話にならぬ会話
しかし振り込まれる給与


働かざる者食うべからざるも
なにゆえか食う


合唱曲の「名づけられた葉」を思い出します。
私も一枚の葉に過ぎないけれど
人間の歴史の幹から分かれた小枝に不安げに
しがみついた幼い葉っぱに過ぎないけれど
私は呼ばれる私だけの名で朝に夕に
だから私考えなければならない
誰の真似でもない葉脈の走らせ方を刻みの入れ方を
精一杯緑を輝かせて美しく散る法を
どんなに風が強くとも