背後にある零コンマの掛け算

サラリーマン兄弟か!そのお笑いコンビの名前を初めて知ったのは大学2年のときだったが、もうつぶれてしまったらしい。俺の意識の上では極めて短命な兄弟であった。そのくせテレ東の例のカネだけニュースがまるでお通夜みたいになっちゃうんだからクソくらえな世の中である。
ところでまったく関係ないが、うちのおかんが俺にかけてた保険が満期ってときになって、さらに継続すれば俺の先々介護まで面倒見ますよ、と、長い付き合いの保険婦に言われて一旦その通りにして、やっぱやめたーで下ろしたら額が減った減ったと愚痴を言っていた。
なるほど保険屋の立場なら、金がなくなったら、より確率の低いリスクをうまく煽ってやれば延々支払いを後回しで生きながらえることができるな。
さて俺が借りてる奨学金200万も、学生支援機構からすればまともに200万返ってくる計算ではない。まったく、俺はきちんと返すつもりなのにな!
何か額面ばかり眺めていてもよくないよなー。しかし俺はリスクテイクすると失敗する、センスがないから。
しかし俺が実体として疑わない通帳残高から家の持ち物、見込み収入、果ては人間関係やら生活までもが掛ける零コンマいくつの中にあるのかもしれないと思うと眠れないから、考えないことにしよう。