ドグマ

小学校のころ地球環境のひみつというマンガを何度も何度も読んでいた。今から考えればこのマンガは発禁にしちゃえばいいのにってほど反政府・反企業の書であった。そしてこの書は今に至るまで俺にヒネクレた性格を指示しつづけているのである。たぶん。
子どもは大人になるにつれ大人らしい言葉遣いを覚えていくが、考えはいつまでもシンプルである。
さてこのマンガ、オアシス星からやってきた宇宙人コロリンが子どもたちと一緒に、身近な生活のなかから楽しく日本の政府、企業の経済優先・環境破壊を糾弾していく内容。
今でもはっきりと覚えているシーンは例えば、ちょっと手元にないけど
偉そうな政治家「光化学スモッグなどというのは稲わらを燃やした煙と一緒だ。心配ない」
コロリン「世の中正しいことを言うと嫌われるのコロリ」(エビ天のエビは東南アジアのマングローブを切ってできた養殖場でできると天丼屋の前でグダグダ述べ、出てきた店主に「商売の邪魔するな!」と怒鳴られるシーンで)
いやしかし時代も変わって、今や環境というのは逆にやつらの道具になっちまいましたな。
きょうの卒論文字数:7213字