戦前史

あまり、いま現在の俺じゃなく昔のことばかりしゃべるのはやや病的な香りするけど、でもまたそういう話で、中学のとき女の子と「いつの歴史が一番興味あるか」、ということを言っていたとき、彼女は「平安時代のマロマロ言ってた時代がかわいくていい」、と。僕は断然、明治以降の戦争につらなるキナくさい時代が好き、と。まったくもってマセガキ。
でもしかたない。もうすでに「軍部の暴走」とか「統帥権の独立」とかいう危なっかしい言葉に激萌えだった。これが大学に入ると「暴力機構」「暴力装置」とかいう言葉に激萌えになる。
てそんな前置きはよくって、お気に入りのブログに戦前史に関するなるほどな、という話があった。あの時代を平和勢力vsファシズムと見るのは正確ではなくって、リベラル平和主義vsソーシャル軍事主義の対立で見たほうがいい、と。弱者なんかしらねー平和に金儲けしてよーぜー、て奴らと、うちの田舎じゃ大根かじってるのにふざけんな戦争だ戦争、て奴らの対立。
まあそうか、まあそうだよな。だから必ずしも福祉切り捨て弱者切り捨てイコール戦争愛好というわけではないんだな。