自分語

新聞の投書欄にマナー向上を訴えたところで、そこ読む人はだいたいマナー守ってそうだから意味ない。というか、右手にザカップ200、左手に夕刊タブロイドのおっちゃんなんかにしてみれば、もっと、女性が産む機械だろうが、どこか立派なオフィスにいる課長代理の残業代がゼロになろうが、関係ない、どうでもいい。
同じ日本語で何を言ったって結局、みんな関心が違うから、辛うじて理解を共有できる結構ちっちゃなワクの中の人にしか通じない。話題を移すたび、自分語が通用するワクがまた変形して、今まで通じてた人と噛み合わなくなる。あちこち、言葉の壁だらけだ。あれでしょ既に、もう僕の言いたいことが伝わってないっていう、みたいなみたいな。