天皇制打倒

天皇のいる意味は何だろう。田原さんが前に何か言っていたと思うんだが、だいたいこんなこと。
天皇制そのものは前近代的権威主義であって民主主義の不完全であるが、だからこそ政府のやることに疑問を差し挟む余地を残している。アメリカ型のように選挙で選ばれた元首たる大統領が、権威と権力を一元的にあわせ持つ格好で「俺はちゃんとしたルールで選ばれたんだ、だから文句言うな!」てな感じで振舞うよりベターだろう、日本みたいに絶えず政治の背後にタブーの存在を感じていたほうがいい、という話。確かに、天皇がいないところにコイズミが来たら何かやばそうな気がしないでもない。
だけど反対に、タブーを許しちゃう方向にもはたらくような気がするのよね。とにかく言いたいのは拉致問題なんてどうでもいいということ。