大切な話

重い話が好きなんだよな、結局。
ホラー映画とか戦争映画のテレビ放映を観ながらすげー感情移入して怖がっているときに、突然CMになってかわいい女の子がノウ天気なことを言っていて現実の明るさに引き戻されると、すごく不思議な気分になる。
それと同じで、リアルに社会の恐ろしい矛盾だとか、悲惨な歴史の数々とかが存在する、てことを知ってしまうだけで、ひどく自分の生活が明るすぎて、後ろめたいというか、暗い部分を知ってしまったら、何でこんなことしてんだろう、しゃべくってんだろう、とか思ったりする。
彼氏彼女の話とかテレビや映画や音楽の話とかもアリだけど、どこか物足りないというか、ほんとうは「どうでもいいことだよなぁ」、と思っている自分がいる。
もっと大切な話があるのに、あるのに、てね。でも突き詰めるとないんだよね。