たたかい

日々僕らに、ありもしない一見自由な「意思」を与え行動させる権力は何かをずっと考えています。女性の整った眉を見るたびに、こうして女性の眉を整えさせる権力は何で、どんな支配が背後にあるのか、とか考えています。なんで僕は授業を受け(させられ)てるんだろう、なんでこんな服を着(せられ)ているんだろう、そもそもなんでこんなことを考え(させられ)てるんだろう、とか、キリがない。
しかしそういうことをいくら考えても安穏とした結論には至らんのです。ゆき場のないゆき場所。怖くて仕方がない。そして眠れぬまま朝がやってくるのです。